상세 컨텐츠

본문 제목

[한국시 일어번역] 바닷가 우체국 -안도현

탐구생활

by yaoya 2022. 5. 4. 20:56

본문

바닷가 우체국

 

-안도현-


바다가 보이는 언덕 위에
우체국이 있다
나는 며칠 동안 그 마을에 머물면서
옛사랑이 살던 집을 두근거리며 쳐다보듯이
오래오래 우체국을 바라보았다
키 작은 측백나무 울타리에 둘러싸인 우체국은
문 앞에 붉은 우체통을 세워두고
하루 내내 흐린 눈을 비비거나 귓밥을 파기 일쑤였다
우체국이 한 마리 늙고 게으른 짐승처럼 보였으나
나는 곧 그 게으름을 이해할 수 있었다
내가 이곳에 오기 아주 오래 전부터
우체국은 아마
두 눈이 짓무르도록 수평선을 바라보았을 것이고
그리하여 귓속에 파도소리가 모래처럼 쌓였을 것이다
나는 세월에 대하여 말하자면 결코
세월을 큰 소리로 탓하지는 않으리라
한번은 엽서를 부치러 우체국에 갔다가
줄지어 소풍 가는 유치원 아이들을 만난 적이 있다
내 어린시절에 그랬던 것처럼
우체통이 빨갛게 달아오른 능금 같다고 생각하거나
편지를 받아 먹는 도깨비라고
생각하는 소년이 있을지도 모르는 일이었다
그러다가 소년의 코밑에 수염이 거뭇거뭇 돋을 때쯤이면
우체통에 대한 상상력은 끝나리라
부치지 못한 편지를
가슴속 주머니에 넣어두는 날도 있을 것이며
오지 않는 편지를 혼자 기다리는 날이 많아질 뿐
사랑은 열망의 반대쪽에 있는 그림자 같은 것
그런 생각을 하다 보면
삶이 때로 까닭도 없이 서러워진다
우체국에서 편지 한 장 써보지 않고
인생을 다 안다고 말하는 사람들을 또 길에서 만난다면
나는 편지봉투의 귀퉁이처럼 슬퍼질 것이다
바다가 문 닫을 시간이 되어 쓸쓸해지는 저물녘
퇴근을 서두르는 늙은 우체국장이 못마땅해할지라도
나는 바닷가 우체국에서
만년필로 잉크냄새 나는 편지를 쓰고 싶어진다
내가 나에게 보내는 긴 편지를 쓰는
소년이 되고 싶어진다
나는 이 세상에 살아남기 위해 사랑을 한 게 아니었다고
나는 사랑을 하기 위해 살았다고
그리하여 한 모금의 따뜻한 국물 같은 시를 그리워하였고
한 여자보다 한 여자와의 연애를 그리워하였고
그리고 맑고 차가운 술을 그리워하였다
밤의 염전에서 소금 같은 별들이 쏟아지면
바닷가 우체국이 보이는 여관방 창문에서 나는
느리게 느리게 굴러가다가 머물러야 할 곳이 어디인가를 아는
우체부의 자전거를 생각하고
이 세상의 모든 길이
우체국을 향해 모였다가
다시 갈래갈래 흩어져 산골짜기로도 가는 것을 생각하고
길은 해변의 벼랑 끝에서 끊기는 게 아니라
훌쩍 먼 바다를 건너가기도 한다는 것을 생각한다
그리고 때로 외로울 때는
파도소리를 우표 속에 그려넣거나
수평선을 잡아당겼다가 놓았다가 하면서
나도 바닷가 우체국처럼 천천히 늙어갔으면 좋겠다고 생각한다

 

 

 

 

 

浜辺の郵便局

 

-安度昡-

 

海が見える丘の上に
郵便局がある
私は數日間その村に泊りながら
昔好きな人が住んでた家をどきどきしながら眺めるように
いつまでも郵便局を眺めていた
背の低い側柏の垣根で囲われた郵便局は
出口の前に赤い郵便ポストを立たせ
終日かすんだ目をこするとか、耳糞をほじくるのが常だった
郵便局は一匹の老いた怠惰な獸に見えたが
間もなく私はその怠惰を理解することができた
私がここに來るずっと前から
郵便局はきっと
兩目がただれるほど水平線を眺めており
それで耳の奥に波音が砂ほど溜ったことであろう
私が歲月に対してしゃべるとすれば、決して
歲月を聲を張り上げて恨みはしまい
一度葉書を出すため郵便局へ行ったとき
列を成して遠足に出かける幼稚園兒に出くわしたことがある
幼年時代私がそう考えたと同じく
郵便局は眞っ赤に燃えたりんごのようだと思ったり
おちてくる手紙を飮み込んでしまう鬼だと
考える少年が居るかも知れない
やがて少年の鼻の下に髭が黒々と生える頃になると
郵便局に対する想像力はなくなるだろう
出し損ねた手紙を
胸奥のポケットに仕舞っておく日もあるだろうし
届かない手紙を独りで待ちわびる日が増えるばかり
愛は熱望の反対側にある陰のようなものだ
そんな考えに耽っていると
人生がたまにはわけもなくわびしい
郵便局で手紙など一枚も書いてみず
人生すべてを知っていると話す人をまた路上で出会ったら
私は手紙の封筒の片隅のように悲しくなるだろう
海がとびらを閉める時間になって淋しくなる夕暮れ時
退社を急ぐ老いた郵便局長がしかめっ面をしてもかまわず
私は浜辺の郵便局で
萬年筆を使いインク匂いのする手紙を書きたくなる
自分が自分自身に送る長い手紙を書く
少年になりたくなる
私は、この世で生き残るため恋をしたのではなかった
私は、恋をするために生きてきたのだ
それ故一口の温かいスープのような詩を懐かしみ
一人の女より一人の女との恋を懐かしみ
そして、澄みきった冷たい酒を懐かしんだ
夜の鹽田で塩のような星が降り注ぐと
浜辺の郵便局が見える旅館の窓辺に寄り、私は
ゆっくりゆっくり転がって行きながらも止まるところが何処か判っている
郵便配達人の自轉車を考え
世の中の道すべてが
郵便局に向かって集まり
再び散り散りになって山の谷間にまで向かうのを考えながら
道は浜辺の崖っぷちで途切れるのではなく
ひょいと遠い海をわたることもあると考える
そして、時たま淋しくなると
波音を切手の中に描き入れるとか
水平線を引き寄せたり放したりしながら
私も郵便局のようにゆっくり年老いたいものだと考える

 

 

 

번역: 有炫之家

 

 

관련글 더보기